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Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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生誕教会

イエスの亡くなった(と言われている)場所は既に訪問済み。

ときたら次はイエスが生まれた(かもしれない)場所に行かなくちゃネ!

ということで、クリスチャン的信仰心ゼロですが、せっかくなのでかの有名なベツレヘムに行ってみることにしました。

ベツレヘムはエルサレムの南約8㎞、丘陵地の海抜760メートルの地点にある街です。

ルツとダビデと主イエスの出生地で、ダビデはイスラエル王国の王になる前は、ここで羊飼いをしていたそうです。


バスに乗るため、ダマスカス門から旧市街の外に出る。
今日は金曜日、ムスリムの休息日です。
たくさんのムスリムが『岩のドーム』に礼拝に行くためにゾロゾロと旧市街に入ってきます。
兵隊が門でセキュリティチェックを行っていてるために、少し回り道になりました。
イスラーム原理主義者の過激派によっておこるテロを警戒しているのでしょうか。
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ムスリムの安息日は金曜、ユダヤ教徒の安息日は金曜日没から土曜日没の前まで、キリスト教は日曜日が安息日。
今日は私たちの滞在しているムスリム地区のお店はお休みのところが多く、いつもより静かです。
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ダマスカス門を出たすぐ前の道路で、21番のシェルート(乗り合いバス)に乗ります。運賃は6NIS/人。
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道中、バスの窓からの景色。これが分離壁か!!
壁のない部分には有刺鉄線による柵が設置されていて、簡単には越えられないようになっています。
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この壁は、イスラエルが「テロリスト(=パレスチナ人)のイスラエルへの侵入を防ぐため」と称してヨルダン川西岸地区に建設中の壁ですが、実際のところは、イスラエルとパレスチナの境界に建設されているのはでなく、90%以上がパレスチナの中に侵入してパレスチナ人の土地を侵略しながら建設されています。

肥沃な土地、水資源を奪い、パレスチナの町と町を分断し、パレスチナ人同士の交流を遮断し、文化・教育・経済などパレスチナ人のあらゆる生活を破壊しています。

また、町と町を分断するどころか町や村の中に壁を作り、一方をイスラエル側にしてしまうことでそこに暮らす住民を追放し、住居と農地の間を壁で遮断することで農業を破壊し、パレスチナ人の土地を囲い込むことでパレスチナ人の人口が増えることを抑制しています。

イスラエル側は、この壁を「セキュリティ・フェンス」と呼んでいるそうです。

壁建設の中止と徹去を求める国連決議(2003年10月21日)や国際司法裁判所の勧告(2004年7月9日)が出された後も、イスラエルはアメリカの保護のもと、それらをあっさりと無視し壁建設を続けています。


バスに乗ること40分、ベツレヘムに到着しました。ここはパレスチナ自治区です。
生誕教会を目指してテクテク。
手前には教会、中央奥はモスクのミナレット・・周りにはアラビア語の看板。
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今日は金曜日、ムスリムの安息日なので多くのお店がクローズしています。静かで宜しい。
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そして生誕教会 Church of the Nativityに到着。
キリストが生まれたと伝承される洞穴を中心として、その上に立てられている聖堂です。
ローマ・カトリック(フランシスコ会)、東方正教会、アルメニア使徒教会が区分所有しています。
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ここには元々ハドリアヌス帝が建てたにローマのアドニス神殿をあったのですが、325年コンスタンチヌス帝と母ヘレナがバシリカの生誕教会を建てた、現存している世界最古の教会堂だそうです

ヘレナとは、夢とおつげに導かれエルサレムに巡礼にやってきて、『ここがキリストが昇天した場所だ!』と確信し、聖墳墓教会を建てたお方です。亡くなった場所だけじゃなくて、生まれた場所もヘレナが決めたんですね~。
 

屈んでしか入れない小さな入り口をくぐると、こんな大きな空間。
どこの教会も入り口が小さいうえに少なく、こんなところで火事でもおきたら、と心配になることがあります。
事実、聖墳墓教会では非常口の少なさが問題になっていて、蝋燭の火が引火でもしようものなら大惨事になるだろうといわれています。
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ギラギラな装飾。でも渋いね。
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この行列!!!
地下にあるキリストがまさに生を受けたポイントに入るための列でした。
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私たちは、たまたま何も知らずに出口(正面に向かって左側)のほうに並んでしまいました。
どうも並んでいる人が少ないと思ったんだよね。10分ほど待って、出口側から地下に入場させてもらえました。
地下にはやっぱりたくさんの人が。
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皆さんよってたかって暖炉のようなものの下に屈み、何かを触っています。
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皆が触っているのは、イエスが生まれた場所。
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いや~、それにしてもこの場所でイエスが生まれたって、本当に皆信じているのかね~。
イエスの死亡後、300年以上もたってから、ヘレナが勝手に定めた場所ですよね。
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これはイエスの飼葉桶のあったくぼみ。
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生誕教会と同じ敷地内にある聖カタリナ教会 Church of St.Caterina
この像は旧約聖書をヘブライ語からラテン語に翻訳したヒエロニムス。
ヒエロニムスは聖書翻訳にあたり、いくつかの誤訳をしています。
まずは『若い女が妊娠した(原文)』というのを『処女が妊娠した(誤訳)』と訳してしまいました(笑)
そして『シナイ山から降りてきたモーセの頭から光が放っていた(原文)』というのを『シナイ山から降りてきたモーセの頭には角がはえていた(誤訳)』と訳してしまったのです!
ルネサンス期のモーセの彫刻などに、角がはえているのは全てヒエロニムスの誤訳によるわけです。
角がはえたモーセの彫像で最も有名なのは、ミケランジェロの作品でしょうね。
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聖カタリナ教会の内部。ちょうどミサがはじまったところでした。
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教会を出て、丘の上から景色を眺める。一見いい眺めだな~、でも拡大すると・・・
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そこには分離壁。
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帰りは何故か21番がダマスカス門まで行かないというので、タクシーで分離壁にあるチェックポイントまで行き、そこから124番のシュルートでエルサレムに戻りました。
分離壁にあるチェックポイントではセキュリティーチェックを受けなければなりません。。。
チェックポイントに到着、ドドーンとそびえる分離壁。タクシー代は5NIS/人。
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壁の前にはフルーツの屋台。このメロンが芳しい薫りをプンプンと放っていたので思わずお買いあげ。
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長い廊下を進んでチェックポイントに向かいます。
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落書き。
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廊下を歩ききると、イスラエル側に到着。こちら側には落書きがなく無表情な灰色の壁が続きます。
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遠くにも分離壁が。
この先ははまるで空港のような大きな建物があり、厳しい荷物のセキュリティーチェックとIDチェックをうけます。
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ふぅ、124番シュルート(運賃4NIS/名)で、やっとエルサレムに戻ってきた。
この日だけ飛行船が飛んでいましたが、どうしてだろう?
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コメント

JAPANより

こんにちは。元気に旅を続けてますか?

日本は、ワールドカップで大盛り上がりです。
そちらでは、サッカーの話題などありますか?

ところで分離壁の落書きって一体何が書かれているのでしょうね。政治的な内容あれ、たとえたわいのない若者の恋愛のことであれ、半世紀も経てば立派な歴史遺産になるのでしょうね。

Re: JAPANより

Tacさん、コメントありがとうございます。

今滞在中のダハブでは、旅行者がスクリーンのあるバーなどに集まって、自国の応援でけっこう盛り上がっていますよ!
いろんな国から人が集まっているので、「昨日の日本は惜しかったね!」などと挨拶代わりになっています。


分離壁で目にしたものでは、手を広げた5本の各指に、仏教徒、ムスリム、ヒンドゥー教徒、ユダヤ教徒、クリスチャンが描かれていて、『Five fingers of the same hand』、皆仲良くしましょうというメッセージのものがありました。
残念ながら、各教徒の書かれた指は、誰かによって黒く塗りつぶされていましたが・・・。

一方、風刺の効いたものでは、『This wall is made in USA』というものもありました。

いつの日か、土産物屋で壁のかけらが売られるような時が、ここにもやってくるのでしょうか。

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