Vagabond Shoes

Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岩のドーム

イスラム教の大聖地『岩のドーム Qubba al-Ṣakhra』に行ってみることにしました。


宿を出発して狭い道をトコトコ。ここはベロニカという女性が、十字架を担ぐイエスの顔を拭ったといわれる場所。
拭った布は『聖骸布』としてイタリアのトリノ大聖堂に保管されています。
(こんなことを言うとクリスチャンからは顰蹙を買いそうですが、うっすらと人間のシミがついた気味の悪い古布です。)
P6100958.jpg


岩のドームに入るには、いったんユダヤ教の大聖地『嘆きの壁』のある広場に入場します。
昼間はこんなに大混雑!!観光客でいっぱい。
P6100960.jpg


伝統的なユダヤ教ファッションの男性もチラホラ。
でも夜間のほうが、こういう男性をよりたくさん目にすることができます。
P6100963.jpg


長いもみ上げをクルクルっとカールしています。
P6100964.jpg


全身ブラックのコスチュームはなかなか素敵です。
P6100966.jpg


13:30の入場開始時刻まで時間があったので付近を散策。
なので近所を散策。これはフルバ・シナゴーグHurva Synagogue、ユダヤ教の礼拝所です。
P6100968.jpg


このシナゴーグは、18世紀に建設されたものの数年後に破壊され、19世紀に再建されたが1948年のイスラエル独立時の中東戦争でアラブ軍によって再び破壊されます。

しかし1967年の第三次中東戦争でイスラエルがエルサレムを占領した後、シナゴーグの再建が検討され、最近になって再建工事が進み、ついに2010年3月に三度目の再建が実現しました。出来立てホヤホヤのシナゴーグなのです。

このシナゴーグ再建は、ユダヤ教徒にとって非常に大きな出来事でした。

なぜならこの再建は、ユダヤ教徒にとって重要なある『預言』と関係しているからなのです。

18世紀にリトアニアのビリニュスに住んでいたビルナ・ガオン・エリア(Elijah ben Shlomo Zalman)という高名なラビ(ユダヤ伝道者)が「フルバ・シナゴーグが三度目に再建された時、第三神殿の建設が始まる」という預言を残しているのです。

更に、ユダヤ教徒による旧約聖書の解釈では、『第三神殿が再建された後には、最終戦争ハルマゲドンがおこり、その戦いの最中に救世主(メシア)が第三神殿に降臨し、ユダヤ教徒を救い、その後千年の至福の時代が訪れる』ということらしいです(汗)。

そしてユダヤ人が再建を熱望する『第三神殿』の建築場所というのが、また大問題なのです。

『第三神殿』は、破壊された第一神殿と第二神殿が建っていた『神殿の丘』に建てられなければなりません。

なのに第三神殿が再建されるべきその『神殿の丘』には、現在なにがあるかというと、、、、、イスラム教の大聖地、キンピカの『岩のドーム』がドーンと建っているというわけです。

ユダヤ人は、このドームを木っ端微塵にして第三神殿を再建したいでしょうが、そんなことをしたらイスラーム諸国との大戦争は避けられないでしょう。



(続き)次はアルメニア人地区を歩く。
エルサレムの旧市街は、ムスリム地区、クリスチャン地区、アルメニア地区、ユダヤ地区の4つに分かれています。
P6100973.jpg


『ダビデの塔』
紀元前20年ごろ、ヘロデ王がエルサレムを防備する目的で建てた要塞で、当時の3つの塔の遺跡が未だに残っています。
14世紀マムルーク朝の時に再建され、1310年に王カラーウーンによってモスクが新たに追加され、増築されました。
1531年にはオスマン帝国のスレイマン大帝によってミナレットがもう1本追加されました。城壁は今日では博物館になっていますが、私たちは通り過ぎただけ。
P6100977.jpg


そろそろ『岩のドーム』に入れる時間かね~、と戻ってきました。
高台からは、『嘆きの壁』と『岩のドーム』が同時に眺められます。
P6100980.jpg


セキュリティーチェックを受けて、『嘆きの壁』の広場を横断するように架けられた木製の橋を渡って『岩のドーム』へ。
『岩のドーム』ですが、非ムスリムは敷地内まで入場可、モスクの内部には入れません。
でも、もしかして!!という期待があり、ハニコはイランでゲットしたマントーを着用、敷地内ではヘジャーブまで被ってみました。


これが『岩のドーム』。金ピカです。
P6100989.jpg


その名のとおり、ドームの中には『岩』が設置されています。

伝承によると、ムハンマドは大天使ジブリール(ガブリエル)に伴われ、メッカのカーヴァ神殿からここエルサレムに一夜にして旅をし、そして神殿の『岩』から天馬ブラークに乗って昇天し、神アッラーフの御前に至ったのだそうです。(信じがたい話だなぁ・・・)

同時にその『岩』は、アブラハムが息子イサクを神への生贄として供えた台であるともされています。

アブラハムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信じるいわゆる聖典の民の始祖であって、ノアの洪水後、神による人類救済の出発点として選ばれ祝福された最初の預言者であり、「信仰の父」とも呼ばれます。


中に入れないかな~という淡い期待を胸に、ムスリムファッションのハニコが入り口まで行ってみるも、こわもての警備員に『何処から来たんだ?』とか『ムスリムか?』とか『ムスリムならコーランを唱えよ』とか言われ撃沈。

続いて、コーランを唱えることができるダリオが挑戦する。
やはり門番に『コーランを唱和せよ』と言われたので、滑らかに唱えたところ、驚きの顔で『お前はムスリムなのか?』と尋ねられました。
しかし正直に、ムスリムじゃないよと答えると『イスラム教はコーランを唱えられるかどうかじゃなくて、ムスリムのハートを持っているかどうかなんだ。』とのこと。
撃沈、チーン。

余談ですが、同じ宿に滞在していた旅行者が、マレーシア人の友人の為に、この岩のドームの写真を撮りに来ていました。なぜかというと、反イスラエル国家のマレーシア人のパスポートには、『ヘブライ人の国を除いて有効』と明記されているので、イスラエル国には入れないからだそうです。ケチ。
P6100996.jpg

岩のドーム内部は、イスラエルで売られている写真集の中にいくつか見ることが出来ます。


さて旧市街を取り囲む壁を出て、新市街に行ってみるとブランドショップがずらり。
同じ宿に泊まっているツーリスト達は、新市街の女性達の露出度にビックリしたそうです(笑)
これまでチャドルから目の玉しか出ていない女性達ばかりの中東国を旅してきたので、皆軽くカルチャーショック。
P6101009.jpg

日中はとても暑いのでこれにて散歩は終了です。
スポンサーサイト

« 生誕教会|Top|聖墳墓教会(夜)と嘆きの壁 »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dariohaniko.blog3.fc2.com/tb.php/92-3583ae84

Top

HOME

ダリオ&ハニコ

Author:ダリオ&ハニコ
夫婦で旅してます。

この人とブロともになる

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。