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Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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クラック・デ・シュバリエ

クラック・デ・シュヴァリエKrak des Chevaliersという十字軍の城塞跡を見に出掛けました。

まずはクラック・デ・シュヴァリエKrak des Chevaliersについてのお勉強(主にWikipediaより抜粋)。

クラック・デ・シュヴァリエKrak des Chevaliersは、シリアに築かれた十字軍時代の代表的な城で、当時の築城技術の粋を究めたものと評価されています。

十字軍時代は聖ヨハネ騎士団の本拠であり、クラック・デ・シュヴァリエKrak des Chevaliersとは「騎士の砦」を意味します。

城はトリポリの東に位置した高さ650m程の峰に築かれており、アンティオキアからベイルートへ向かう海沿いの道や、内陸から地中海に出る唯一の通路(ホムスとタルトゥースの間の峠道)を扼しています。

元々は1031年にアレッポ領主(イスラム教徒)により建築されましたが、第1回十字軍時の1099年にツールーズ伯レイモン(キリスト教徒)により落城しました。

エルサレムへ向かう十字軍はこの城を放棄しましたが、1110年にアンティオキア公国の摂政タンクレード(キリスト教徒)が再度攻め落とします。

そして、1144年にはトリポリ伯レーモン2世(キリスト教徒)から聖ヨハネ騎士団に譲られます。

聖ヨハネ騎士団は大規模な拡張を行い、コンセントリック(集中)型の城として、30mの厚さの外壁を加え、8~10mの壁厚の7つの守備塔を配置しました。

12世紀の頃には堀も有し、跳ね橋が取り付けられていたそうです。

外壁は内壁との間隔を狭く、また直角の曲がり角を多くして、外壁を奪った敵が破城槌などの攻城兵器を内壁との間に持ち込みにくく使いにくいような構造になっています。

内部は騎士団によりゴシック調に改造されており、ホールや礼拝堂を備え、長さ120mの食糧貯蔵庫を有していました。さらに、もう1つの貯蔵庫が地下に掘られており、なんと5年間の包囲に耐えうるほどの規模だそうです。

1170年にはほぼ完成していましたが、その後も地震により一部が崩れ、何度か再建が行われました。

城には50~60人の騎士と2000人の歩兵が常駐、周囲にはサフィータ、トルトーザ(タルトゥース)などテンプル騎士団の要塞、および聖ヨハネ騎士団の別の主要要塞マルガット城も位置し、十字軍国家(エデッサ伯国、アンティオキア公国、エルサレム王国、トリポリ)よる防衛網をなしていたのです。

1163年にヌールッディーンの包囲を受けたが、これを退け、1188年のサラーフッディーンによる包囲にも耐えました。

しかし、1271年4月8日、バイバルスの調略により落城してしまいました。バイバルスの手により礼拝堂はモスクに変えられ、城は1291年のアッコン陥落時にも前線基地として使われました。

1273年の第9回十字軍時にイングランドのエドワード1世がこの城を訪れており、これを参考にしたエドワード式コンセントリック型の城をイングランドやウェールズに多く築いたそうです。

後にアラビアのローレンスは、この城を世界で最も素晴しい城だと述べています。

現在はシリア政府の所有物で、2006年にカラット・サラーフ・アッディーン(サラディンの砦)と共に世界遺産に登録されました。


そんな城塞を見た一日。

クラック・デ・シュヴァリエ発の帰りのバスは最終が14時らしい・・・という恐ろしい情報を耳にしていたので、くじけそうになりながらも頑張って早起き。宿を7時に出発し、徒歩15分のPullman Garageに向かいます。
まずはAl-Ahliahというバス会社で、ホムスHoms行き8時発のチケットを購入、45SYP/人。
今日のバスは革張りの三列仕様でちょっとゴージャス。
ちなみに帰路は、同じバス会社のボロい四列仕様のバスで30SYP/人でした。
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バスに揺られること30分、あっという間にホムスのターミナルに到着。
お次は、このターミナルのすぐ隣にあるセルビス(乗り合いバス)専用ターミナルに行き、クラック・デ・シュヴァリエ行きセルビスに乗り込みます。

セルビスを見つけるために、聞き込みです。
セルビスドライバーもバスドライバーもみな私服で、見分けがつかないので、何人ものシリア人に聞いてまわりました。
タクシードライバーに当たると「クラックデシュバリエ行きのセルビスは、このガラージュからは出ていない(大ウソ)。タクシーで400SYPでどうだ!」など勧誘されたりで結構面倒くさいです。
そんなこんなで目当てのセルビスも見つけ、あとはある程度お客さんが集まるのを待ちます。乗車賃は5SYP/人。
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クネクネと山道を走り、9:50に遂にクラック・デ・シュヴァリエに到着。(写真はユネスコのHPから拝借)チケット150SYP/人。
ユネスコ


ここを鎧を着けた騎士が歩いていたのか~。塩野七生の世界だなぁ。
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大きな石を積み重ねて築かれた城塞。
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実物は写真よりももっと急な傾斜で、とても登れそうにありません。
難攻不落という言葉が頭に浮かびます。
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景色を眺める。
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これはハマム。どこの城塞に行っても、ちゃんとハマムが設置されている。
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今日はありがたいことに曇っていました。
暑さ対策で1リットルのミネラルウォーターを持ってきていたのですが、涼しい風がふき、ヒンヤリと気持ちのいい一日でした。
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階段のアーチが幾重にも重なって素敵。
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ゴシック風の装飾。内部に入ると、、、
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天井の回廊。
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吸い込まれそうな奥行き。
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屋根に上ってみると、、、
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のどかな景色が広がる。
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どの屋根も自由に上がることが出来ます。
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岩の隙間に逞しく咲く花。
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植物が、打ち捨てられた城に根を張っていました。
湿度の高い日本だと、苔むした様になるのでしょうか。
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今度は塔に登ってみる。
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向こうに見えるのが、さっき上った屋根。
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こんなところにも、ひっそり咲く花。
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こんな無骨なアーチも、その昔は装飾が施されていたのかな。
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つばめが風に乗ってスイスイ。小さく映ってますが見えますか??
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子供達の集団。しつこいくらいにハローと声をかけてきます(笑)
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中庭に下りてみる。
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植物の生命力ってすごい。
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大きな階段を下って、お城の探検終了
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11時過ぎにお城を出ると、ちょうどホムス行きのセルビスがやってきました、ラッキーー!!

慌てて飛び乗ったのはいいのですが、この時点で乗客は5人・・

セルビスは集客のため村をグルグルと何度も回り、9人になったところでやっと出発。

なんと往路の2倍の時間がかかりました。

宿には14時到着、今日の遠足終了です!!
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Author:ダリオ&ハニコ
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