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Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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捨て子養育院

フィレンツェの捨て子養育院 Spedale degli Innocentiを訪問した際のお話です。

中世におけるイタリア社会は、貧しい階層の人々がとても多く、捨て子が後を絶たなかったそうです。

この事態を重く見た絹織商ギルドが捨て子養育院の建設を決定し、資金を調達して、ブルネッレスキに設計を依頼します。

養育院は捨て子の養育及び社会で必要な知識の教育を目的とし、男子はここで手に職つけ、一定の年齢になると養育院を出て、ひとり立ちをしていきました。

イノセンティinnocentiとは、『捨て子』という意味で、養育院を出た子供たちは苗字にInnocentiを名乗りました。

現在でもイタリアには、Innocentiさんという方がいますが、先祖にこうした養育院・孤児院出身の人がいた可能性があるそうです。

一方女子の捨て子ですが、養育院で他の子供の世話をして一生を終えるのがほとんどだったというお話です。


養育院の外側には、母親が子供を置いていった場所があります(下の写真)。
昔、ここにはターンテーブルが設置されていて、母親は修道院の人々に誰だか知られることなく、子供を捨てることが出来たそうです。
2 PA200903 


養育院の中庭。
3 PA200904


中庭の回廊にあるテラコッタの装飾。
アンドレア・デラ・ロッビア Andrea della Robbiaによる『受胎告知』
4 PA200905


建物の中には、私たちが大好きなドメニコ・ギルランダイオ Domenico Ghirlandaioによる『東方三博士礼拝』があります。
とても美しい絵ですよ。
5 イノセンティ ギルランダイオ


左:養育院には、ボッティチェッリBottielliの『聖母子像』もあります。
右:ウフィツィ美術館にある師匠フィリッポ・リッピ Filippo Lippiの『「聖母子像』にそっくりです。
6 イノセンティ ボッティチェリ 聖母子と天使 384px-Fra_Filippo_Lippi_009.jpg


ルネッサンスの華美な内装の多いフィレンツェの建物のなかにあって、修道院はとても質素な造りで、清楚な空気が満ちていました。
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ダリオ&ハニコ

Author:ダリオ&ハニコ
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