Vagabond Shoes

Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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シエナ

フィレンツェからちょっと足を伸ばしてシエナを訪れました。

シエナまでは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の西側にあるSITA社バスターミナルから約1時間半、終点で降りれば到着です。運賃は片道7.1ユーロ/名でした。

シエナ Sienaは、人口54,498人のイタリア共和国トスカーナ州シエーナ県の自治体の一つで、シエーナ県の県都。

ゴシック末期の国際ゴシックの美術が栄え、当時はルネサンスのフィレンツェと肩を並べる芸術の中心地でした。

カンポ広場、シエーナ大聖堂をはじめ中世のたたずまいが今も残っており、旧市街全体が「シエーナ歴史地区」として1995年に世界文化遺産に登録されています。

フィレンツェとは長年ライバル関係にあり、過去には戦争も起きています。

今でもフィレンツェ人とシエナ人の間には、ライバル心が根強いそうです。



さて、シエナの街をお散歩です。歩いていると建物と建物を結ぶアーチをよく見かけます。
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シエナは一大観光地、観光客でいっぱいです。
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シエナに到着し、一番最初に向かったのは美術館でも教会でもなく、肉屋さん

なぜならシエナはチンタ豚(チンタ・セネーゼ)の本場、きっと置いてある違いないと思ったのです。

チンタ豚は、1950年代のトスカーナでは、どこの農家でも養育していた品種でした。

ドングリなどを食べて成長するこの豚は大変に美味で、特にその脂はクドさが全くなく、木の実の風味を持つ実に素晴らしいものでした。

しかし、効率優先の経済が台頭すると、その成長の遅さがネックとなり養育する農家が激減し、その頭数はわずかばかりとなってしまいます。

一時は絶滅寸前にまで追い込まれたこの品種ですが、最近になって保護・生育され、再び市場に出回るようになりましたが、それでも、やはり頭数が少ないために、あまり頻繁に見かけることはない品種です。

さて、肉屋さんには期待のチンタ豚がたっぷりありました。

首肉、ロース、フィレ、ビステッカ、色んな部位が揃っています。

私たちは首肉のブロック、チンタ豚の生ハム、それと美味しそうな牛肉があったので分厚くカットしてもらいました。

イタリアの街では、1つの街の中に何件もの肉屋を見ることができます。

ひとつひとつはとても小さなお店ですが、清潔な店内には各部位に分けられた肉の塊が、丁寧にガラスケースに陳列されています。

注文があると、自慢の商品を大切そうに取り出して、お客さんの要望に合わせて切り売りしてくれます。

肉食の文化が浸透しているからだと思いますが、地元の人が日常的に買い物に来ています。

イタリアのオバチャン達の買い方を見ていると、『どこそこの部分500g頂戴、今日のメニューは~なのよ。』などと注文すると、店主が奥の冷蔵庫から枝肉を表に出して、その部分をカットしていきます。

肉が切られる間、順番を待っている他のオバチャンと、『それどうやって料理するの?』と会話が始まり、肉屋の店主も交えて、この部分はこの料理方法が最高だ!などと尽きることなく熱くしゃべりまくっています。

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このお店も、気が付かずに通り過ぎてしまうような小さなお店でしたが、白いガーゼで包んだ枝肉を、それはそれは丁寧に扱う店主の姿を見ていると、この仕事を愛していることが伝わってくる素敵なお店でした。

『Corti Riccardo』
住所:Via Stalloreggi, 9, SIENA 
 

それともうひとつ。
肉を買うと各店の名前の入ったオリジナルの包装紙で包んでくれますが、面白いデザインのものが多く、見ていて飽きません。
このお店の包装紙はとってもシュール。
牛がヨダレをたらしながら牛肉を眺めています(汗)。共食いはいけません。
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さて、大切な肉を抱えて再び散策。建物の間に見えるのは・・・
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世界で最も美しい広場のひとつと称えられるカンポ広場Campoです。
この広場では、年に2回パリオPalioといわれる裸馬競馬が行なわれることで、とても有名です。
シエナの街は、17のコントラーダとよばれる地区に分かれており、これらのチームが馬で競い合うというわけなのです。チームには、イモムシチームとか亀チームとかヒョウチームだとか、ちゃんと名前もついています。
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カンポ広場に建つプブリコ宮 Palazzo Pubblico 
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この地区は、ヒョウチームかな?
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ここは中世の商取引所、商人のロッジア Loggia della Mercanzia
1417年から1438年にかけて造られ、今でも天井のフレスコ画が色鮮やかに残っています。
柱の聖人像は全てライバル国であったフィレンツェの方角を向いており、『フィレンツェからシエナを護る』という意味なんだそうです。。。
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シエナ大聖堂 Duomo di Siena
1136年に建造が開始され、13世紀半ばに『ライバル・フィレンツェの大聖堂よりも立派なものしようじゃないか!(汗)』という理由のもと増築がなされます。
しかし結局ペストの流行や飢饉により、大ファザードの建築は頓挫してしまったそうです。
それでも十分立派、大迫力の美しい大聖堂です。
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内部はシックなシマシマの円柱が並んでいるのですが、よく見るとかなりシツコイ装飾です。
モノトーンの色合いは、シリア辺りで見た中東のモスクを思い出させます。
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天井を見ると 、ポツポツと横一列に並ぶ物体が・・・ヨクヨク見ると歴代司祭の彫像でした。
ちょっとキモチワルイ(←失礼)
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大聖堂の床は、大理石の象嵌によって装飾されています。
14世紀から16世紀にかけて、約40人の芸術家によって作成されたそうです。
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左は『ロムレスとレムス』。
伝説によると、シエナはレムスの子孫によって建国されたというお話です。
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基本的には聖書の場面を表現した象嵌細工なのですが、ローマ・ギリシャ時代のヴィーナスもあります(写真左)。
肌も露わな女性がモチーフの床絵(写真右)
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ドナテッロDonatelloの洗礼者ヨハネ。
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祭壇の後ろ。
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大聖堂の中にいる人々は、ほとんど観光客。でも真面目に祈りをささげる人もいます。
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ファザード部分のステンドグラス。
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これはピッコロミーニの祭壇。下側の左右2体がミケランジェロの作品です。
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ミケランジェロ作、『聖パウロ』と『聖ペテロ』
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ミケランジェロの案に沿ってモンテルーポが制作した『聖ピウス』と『聖グレゴリウス』
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大聖堂内にあるピッコローミニ図書館 Libreria Piccolomini
1492年、フランチェスコ・トデスキーニ・ピッコローミニ枢機卿が、叔父ピウス2世(チェーザレ・ボルジアの父ロドリーゴの伯父)の蔵書を保管するために建設したもの。
フレスコ画は、ヴァティカンのボルジアの間を装飾したピントリッキオにより、ピウス2世の生涯が描かれています
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隙間なく装飾、装飾、また装飾(笑)
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目がくらみそう。。。
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外にでてホっと深呼吸。
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ジェラードを食べながらブラブラお散歩。サン・フランチェスコ教会 Basilica di San Francesco。
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旧市街の端っこから、丘の下を眺める。
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丘の斜面に、階段のように建物が並んでいます。
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街の景色が美しく、素敵な街です。
また行きたいな。 美味しい食材もあるしね。
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今日のシエナでの収穫。
チンタ豚の生ハム、ラルド、サルーミ、パンチェッタ。
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モンタルチーノの赤と、シエナのモッツァレラチーズも買ってみました。
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ラルドは薄くスライスして、パンにのせていただきます。甘くて美味しい!!
動物性の脂肪なのに善玉コレステロール100%なんだそうです。
パンチェッタをダシに使った野菜のスープも、甘みが出て美味しい。
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チンタの首肉の部分をグリルしてみました。
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焼くと、木の実の香ばしく甘~い風味が漂い、鼻腔をくすぐります。
シンプルに塩と胡椒で頂きます。
ロースよりも肉の味わいが濃く、柔らかい肉を噛み締めると、口いっぱいにジュワっと豊かな風味が広がります。
脂の持つ味は、日本の白金豚が少し似ていたように感じました。
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今日もよく遊び、よく食べました。

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Author:ダリオ&ハニコ
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