Vagabond Shoes

Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サンタマリア・デル・カルミネ教会

サンタマリア・デル・カルミネ教会Chiesa Santa Maria del Carmineにやってきました。
ここの見所はブランカッチ礼拝堂 Capella di Brancacciです。
19 Santa_maria_del_carmine 


美しい中庭。
ここの修道院には孤児であったフィリッポ・リッピが、修道士として暮らしていました。
彼は、修道士であるにも関らず、何人もの女性と浮名を流す恋多き男で、修道女と駆け落ちするなど非常にやんちゃな人だったそうです。
20 PA200951ブランカッチ


午後の教会はとても静か、澄んだ空気がとても気持ちがいい。
21 PA200961


これがブランカッチ礼拝堂です。
15世紀イタリア美術を代表する作品の一つとして、とても有名なフレスコ画『聖ペテロ伝』が描かれています。
マザッチョとその師匠であるマゾリーノ、そして彼らが完成できなかった部分をフィリピーノ・リッピ(フィリッポ・リッピの息子)が描いています。
この素晴らしいフレスコ画は、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロなどを魅了し、多くの芸術家の研究の対象となり続けました。
22 PA200956 


聖ペテロのおこした数々の奇跡が描かれています。
これはマザッチョとフィリッピーノ・リッピによる『テオフィルスの息子の蘇生と教座のペテロ』
23 ブランカッチ 


フィリッピーノ・リッピによる『聖ペテロの磔刑』
24 ブランカッチ フィリッピーノ


フィリッピーノ・リッピによる『聖ペトロと聖パウロの審問』
25 ブランカッチ フィリッピーノ2


マザッチョによる『貢ぎの銭』
代官に『税を納めろ』と詰め寄られるキリストと弟子達。キリストは『神の子に納税義務はない!!』と言うものの、ペテロに湖で魚を獲るよう指示します。
すると不思議なことに、魚の口の中には貨幣が入っており、それで納税したというお話です。
26 ブランカッチ2


左:マザッチョによるあまりに有名な『楽園追放』 右:マンゾーリによる『アダムとイブ』
27 ブランカッチmasaccio マンゾーリ


礼拝堂を堪能した後は、次のポイントを目指しトコトコ。これはビアンカ・カッペロの住居だった建物。
ビアンカ・カッペロは、ヴェネチアの名門貴族の令嬢だったのですが、銀行家と恋に落ち、駆け落ちをしてフィレンツエェで慎ましく暮らしていたところ、トスカーナ大公フランチェスコ1世に見初められ愛人となります。
大公には本妻がいたため、大公から贈られたこの建物で長い間愛人生活を送ります。そして、本妻が亡くなった後は、晴れて大公妃の座に着いたという女性です。
28 PA200969


次の場所に到着、サンタ・トリニタ教会 Chiesa di Santa Trinita です。
私たちのアパートから徒歩10秒ほどのところにある教会です。
ここのサセッティ礼拝堂にあるのが、、、
30 PA200971


ドメニコ・ギルランダイオ Domenico Ghirlandaioによる祭壇画、『牧者礼拝』
ギルランダイオは、ミケランジェロが最初に師事した画家として知られています。
31 サンタトリニタ ギルランダイオ牧者の礼拝


そして最期は、オニサンティ教会 Chiesa di Ognissanti
PA261365.jpg


ここは名門貴族ヴェスプッチ家の菩提寺で、ヴェスプッチ家はあのアメリゴ・ヴェスプッチを輩出したことで有名です。
この教会でも、素晴らしい作品を見ることができます。
ドメニコ・ギルランダイオ Domenico Ghirlandaio、『書斎の聖ヒエロニムス』
32 オニサンティ ヒエロニムス


サンドロ・ボッティチェッリ Sandro Botticelli、『書斎の聖アウグスティヌス』
33 st agostino Sandro_Botticelli_050


目立たない隅っこにあるのはボッティチェッリのお墓です。
墓碑には、本名のMariani Filipepiと刻まれているため、ちょっと分かりにくいです。
パトロンだったヴェスプッチ家がボッティチェリの遺体を引き取り、ここに埋葬したそうです。
PA261338.jpg


こちらは、アメリカ大陸を発見したアメリゴ・ヴェスプッチ Amerigo Vespucciのお墓。
オニサンティ教会は、フィレンツェの名門ヴェスプッチ家の菩提寺なので、当然彼もここに埋葬されています。
PA261339.jpg


ボッティチェリの描いたシモネッタ・ヴェスプッチ Simonetta Cattaneo Vespucci(1453年 - 1476年4月26日) 、ロレンツォ・イルマフィーニコの弟で、パッツィ家の陰謀により殺害された『ジュリアーノ・デ・メディチ』の恋人でした。
シモネッタはアメリゴ・ヴェスプッチの親戚で、ボッティチェリやその他の画家達のモデルにも多々起用されたルネサンス期・フィレンツェにおける超絶アイドルでした。
同じくボッティチェリの描いた彼女の美しい肖像画が日本にもあるのですが、現在丸紅コレクションとなっており非公開となっています。なんでもここ30年間で3回しか公開されたことがないそうです、もったいないなぁ。
シモネッタ


オニサンティ教会で私たちが最も見たかったものは、教会内にはありません。
オニサンティ通りから教会の正面ドアに向かって左側、そこにある小さなドア(Cenacoloと貼り紙がしてあるのですぐ分かります)から入り、静かな中庭を通り過ぎ、ずっと奥にある大きな部屋にあるのです。
PA261342.jpg


中庭を取り囲む廊下にも、フレスコ画がなかなか綺麗に残っています。
PA261343.jpg


到着したのはここ、修道院の食堂(Cenacolo)だった部屋です。
壁画はドメニコ・ギルランダイオ Domenico Ghirlandaioの『最期の晩餐』
月、火、金の9:00-12:00に観ることができます。入場料は無料。
PA261344.jpg


座り込んでゆっくり鑑賞。
PA261347.jpg


今日はたくさんいい物を見たなぁ。美しい夕暮れを眺めながら宿に帰りました。
35 PA200980
スポンサーサイト

« ブロンズィーノ展|Top|フィレンツェ到着&アパートレンタル »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dariohaniko.blog3.fc2.com/tb.php/209-46004afc

Top

HOME

ダリオ&ハニコ

Author:ダリオ&ハニコ
夫婦で旅してます。

この人とブロともになる

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。