Vagabond Shoes

Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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グラフモールに到着

シゲット・マルマツィエイのホテルで一夜を過ごした翌朝。

ルーマニアにピンとくるところがない(多分自分達の勉強不足のため)。

かといって首都ブカレストや、ドラキュラ伯爵で有名なブラショフなどのツーリスティックな街には行く気にもならないし・・・

ルーマニアに見切りをつけて、バスのコネクションの良いハンガリー・ブダペストに戻ろうか、

それとも、当初の予定通りモルドヴァを目指してこのままルーマニアを東に進むか、

2人で相談した結果、ルーマニアを進み続けることに決めました。

もしかしたらルーマニアにも素敵な場所があるかもしれないね!と少しの期待を胸に・・・

朝起きて、外をみると尖がり屋根に何かがいる・・・猫さんだ!!!何故にそんな居心地の悪いところに?
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そしてHotel Coroanaをチェックアウト。

今日目指すのはグラフモールGura Humoruluiという街、ここには世界遺産の修道院があるのです。

レセプションの親切な女性にグラフモールまでの行き方を尋ねたところ、すぐさまバス会社に電話をし、15分後に出発予定のバスを予約してくれました。

男性従業員と食堂のウェイターを巻き込み、3人かがりで私達のためにタクシーを呼び、でもなかなかタクシーが来ず皆でイライラとホテルの前を行ったり来たりしてみたり・・・

皆さん大騒ぎで私達を送り出してくれました。ありがとう。

さて、私達はタクシーでバスターミナルに到着し、無事予約してもらったバスに間に合いました。

ですが、なんとHotel Coroanaのスタッフは、私達が間に合ったか余程心配だったのでしょうか、バスのドライバーに確認の電話をしていました。さすが街一番のホテル。

ルーマニアは、人々は皆とても親切で面倒見がよく、暖かいのです。人と人の距離が近く、イスラム教の国に滞在しているような心地よさを思い出します。


今日のバスもミニバス。ヤシIasi行きのバスですが、私たちはグラフモールで途中下車します。
11:17にバスは出発、運賃は35RON/名でした。
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窓から外を見ると、こんな可愛いファッションのルーマニア女性達。
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ここマラムレシュ地方は、こんな木造建築の教会で有名で、いくつかは世界遺産にも登録されています。
バスで移動すれば、数え切れないほどの木造建築を眺めることが出来ます。
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のどかな村を通り過ぎ、バスはズンズン進みます。
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ところで今日のバスですが、不運にもダリオの隣にアル中気味のオジサンが座ってしまいました・・・。

オジサンは、バスの旅のお供、2リットルのビールボトルをしっかりと抱え、グビグビと飲んでいます・・・

大人しく1人で飲んでいてくれればいいのですが、オジサンのウルサイことといったら!!

たぶん明るくてイイヒトで、酔の浅いうちはそのトークでバスの乗客を笑いに包んでいたのですが、段々酔っ払ってくると、隣のダリオや、前に座っている女性に大声でしょっちゅう話しかけ、相手をする人がいなくなっても勝手にしゃべりまくり、誰も相手をしなくとも大声で1人ごとを言い続け・・・

酔っ払いオジサンの話し声は、バス中に響き渡る大騒音と化していました。

たまに女性達に『静かにして』と注意されている様子で、一瞬チーンと静かになるのですが、10秒後にはすっかり忘れたように大声で話し始めます(笑)

女性陣は無視していたのですが、ダリオはチョコチョコと相手をしてあげたがために、酔っ払いオジサンの集中砲火を浴びることとなり、6時間の道中休まる間がありませんでした。ヤレヤレ。


アル中叔父さんはさて置いて、バスはカルパチア山脈を越えて進みます。
標高が上がると、グンと気温が下がり霧がでてきました。
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ついさっきまで快晴だったのに、こんなに薄暗くなってしまいました。
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バスは山頂でしばし休憩。

辺りは真っ白。薄着だとブルっと寒いです。
バスを下車して売店に向かったダリオは、そこで同乗の男性陣が酒盛りしている席に招かれました。

皆さんが飲んでいたのはルーマニアの地酒フォリンカ。度数は40~50度、プラムで造った蒸留酒で、ダリオいわく寝かせていないブランデーの味がするそうです。
これを小さなショットグラスで回し飲みし(一気飲み!)、ベーコンの厚切りをつまみに、皆さんパンをガシガシ、フォリンカをグビグビ。
底冷えする日は、アルコール度数の高いフォリンカをグビっとすると、体が温まるそうです。
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このバスでは、とても親切なルーマニア人に出会いました。

私の前に座っていたミハエラ、ヤシIasi在住の若い女性です。

彼女は英語ができるので、グラフモールでバスを下車してからの修道院までの行き方、そして修道院に到着したら、どうやって宿を見つけたらよいか、こと細かなことを私たちに丁寧に教えてくれました。

『グラフモールに着いたら、誰かがあなたたちを迎えに来るの?それとも誰か知り合いでもいるの?』と、行き当たりばったりで修道院に向かおうとしている私達をとても心配している様子。

お別れのときには『困ったときには電話をしてね』と携帯電話の番号を教えてくれました。


ルーマニア人たちとの長くて濃~いバスの旅も終わり、17:02にグラフモールの街に到着。
ここから修道院までは、またバスに乗る必要があります。
修道院行きバスの停留所や出発時間は、バスで一緒だった家族連れが同じ街で下車し、教えてくれました。
そして街一番のホテル、Best Western Hotelのすぐ横にある停留所を見つけ、17:10発のミニバスに乗車、運賃は2RON/名。
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バスは街を出発。霧の中を走ること10分、静かな村に到着しました。
修道院のある村にやってきました!
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バス停の前は墓地。この素敵な木製の門は墓地の入り口です。
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すっかり見慣れてしまいましたが、ルーマニアでは馬車が大活躍です。
この村でも、立ち止まっていると何台もの馬車が目の前をパカパカと走り抜けます。
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夕方になってしまいましたが宿探しです。
田舎の静かな村ですが、修道院の回りにはペンションがたくさんあり、選び放題。
宿探しに困ることはないなとホっと一安心。
そして、修道院の入り口を右手に見て10メートルほど進んだところに、農家がありました。
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よその宿とは違い、控えめな看板がかけてあります。
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気になって眺めていると、花柄のかわいらしいスカーフをした女性がおいでおいでと手招きをしてくれました。
ここはマリアおばさんの宿、ペンション経営のほかに、ルーマニア家庭料理でもてなす食堂も経営しています。
マリアおばさんはフランス語OKです。
私たちが訪ねたときは、英語の出来る孫のステファン君がいたので、彼が活躍してくれました。
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花でかわいらしく飾られた家。
カーペットの向こう側には、立派なキッチンと食堂があります。
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マリアおばさんのお手製のルーマニア民族衣装が並ぶスペースも。
思い出にと、私もつい80RONの白いブラウスを買ってしまいました。珍しくお買い物!!
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お部屋を見せてもらい一目ぼれ。だって博物館で見た陶器の暖炉があるんだもの。
しかも窓からは、世界遺産の修道院を眺めることができます。
Maison De Bucovine
部屋代は60RON/室、テレビ、浴室、リネン、タオル、そして暖炉付。別途朝食代10RON/名。夕食代30RON/名。
ルーマニアの家庭料理が是非とも食べてみたかったので、迷わず朝夕の食事を付けてもらうことにしました。
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部屋に荷物を置いた後は、すぐ目の前の世界遺産フモール修道院Mamastirea Humoruluiへ。
入場料3RON/名、カメラ撮影代6RON/代。
1530年にモルドヴァ公国のブブイオグ大臣夫妻によって建てられた修道院で、壁画は宮廷画家トーマなどの手によって1535年に仕上げられました。
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明日の朝早く訪れるべきか、今日見るべきか迷ったのですが、霧の中の修道院も美しかろうと思い、寒さで震えながらもやってきました。
ボンヤリとした霧に浮かぶ修道院は幻想的。

この修道院が世界遺産である理由、それはこの美しい壁画です。
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敷地内には、薔薇の道も。
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シスター達が大工仕事をしています。意外にたくましく素早い身のこなし。
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秋の薔薇も綺麗だねぇ。花びらの合間に蜘蛛発見。
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蜘蛛の巣って芸術作品。
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修道院、建物への入り口。
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こんなふうに漫画のように聖書の物語が描かれているのは、聖書の読めない農民に解りやすくキリスト教を布教するためだったそうです。『漫画でわかるキリスト教』って感じ。
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建物内部の壁画は、色がより鮮明に残っています。
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1800年代の落書きを発見。
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ひっそりと静まりかえった修道院。ですが、急に団体客が増えました。
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修道院を出て、村をウロウロ。これはすぐ近くの教会入り口。
マリアおばさんは、昼間はここで手作りブラウスやカーペットを売っています。
近所の女性達もお店を出していて、皆で話をしながらのセールス、とても楽しそうな様子です。
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この並道のむこうに教会。
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霧って美しいね。
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牛とすれ違う。
普通に車道をあるいて、道端のゴミ箱をあさっていきます。
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牛が行ったと思ったら、次は馬車がやってきました。
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エコだな~。
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さて、晩御飯。
マリアおばさんの夕飯、ルーマニアの家庭料理が食べられる!ということで期待していました。
けれども、それをはるかに上回る素晴らしさ。
こんなに心のこもった美味しい手料理、なかなか出会えるものではありません。
家庭料理らしく塩味がきつくなくて優しい味、しかもボリュームたっぷり。
サルシッチャのマリネ、ロールキャベツ、ポレンタ、豚肉のソテーとマッシュポテト、ケーキ、これにワイン、ルーマニアのお酒フォリンカ、水、パンがついています。
これで1人750円なんて、素晴らしいコストパフォーマンスです。
ちょうどこの日は、ドイツからの20人以上のツアー客が食事にやってきていて、楽しそうな話し声がずっと食堂から響いてきました。
さすがにこれだけの大人数だとマリアおばさん1人では大変なので、娘さんご夫婦と孫のステファン君が、泊りがけでお手伝いにやってきていました。
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あ~美味しかったなぁ。幸せだなぁ~。
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