Vagabond Shoes

Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヴァレッタ散策

さて、早速ヴァレッタ Vallettaの旧市街を散策開始です。

ヴァレッタはマルタ共和国の首都、人口は6,300人、港を見下ろすシベラスの丘の上にあります。

1253年にオスマン帝国からの防衛に成功した聖ヨハネ騎士団(のちのマルタ騎士団)の総長ジャン・ド・ヴァレットにちなみ命名されたそうです。

旧市街にはホスピタル騎士団(Knights Hospitaller)の時代以降の多くの美しい建造物が残っており、第二次世界大戦で戦禍に巻き込まれたものの、1980年に街全体がユネスコの世界文化遺産に選定されました。

そしてマルタといえば『マルタ騎士団』、中世の騎士達が活躍した島なのです!

塩野七生の騎士に関する三部作小説を昔に読んでからというもの、いつか訪れてみたいな~とずっと思っていた場所なのです。

では、マルタ騎士団の歴史をどうぞっ。

正式名称は、ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会(伊:Sovrano Militare Ordine Ospedaliero di San Giovanni di Gerusalemme di Rhodi e di Malta)、カトリックの騎士修道会です。

十字軍時代のパレスチナに発祥した聖ヨハネ騎士団が現在まで存続したもので、ロードス島及びマルタ島における旧来の領土を喪失しているため国土を有さないが、国際連合にオブザーバーとして参加する主権実体でもあります。

その歴史は、第1回十字軍の後、1100年ごろ、巡礼保護を目的としてエルサレムで設立されたことに始まります。

当初は病院を運営し、ことに病気になった巡礼者の保護に務めていました。

やがて十字軍の遠征とともにヨーロッパじゅうから騎士が集まり、聖地防衛のためにムスリムと戦い、その功績により1113年にローマ法王から聖ヨハネ騎士団として公認されます。

13世紀末にムスリムによってパレスチナから追撃されると、キプロス島へ本拠を移し、病院を運営しながらもムスリムの船を襲撃し、略奪行為を続けていたそうです。

その後、騎士団は海賊と手を結び、東ローマ帝国の領土だったロードス島を襲って占領し、ここを領土としてしまいました。

こうしてロードス島に拠点を移した聖ヨハネ騎士団は、ロードス騎士団とも呼ばれるようになります。

やがてオスマントルコが勢力を伸ばす時代がやってきます。

オスマントルコは、1453年にはコンスタンチノーブルを攻略して東ローマ帝国を滅ぼし、その後もアドリア海にあったキリスト教徒の島々を次々と奪ってゆきます。

ロードス島も1480年に攻撃され、一度は騎士団が防衛に成功するものの、1522年には5ヶ月に及んだ篭城戦の末に陥落してしまいます。

騎士団はロードス島から撤退して、拠点をもたないまま放浪します。

その後、スペイン国王兼神聖ローマ帝国皇帝カルロス5世は、占領していた数々の要塞のうちのひとつであるマルタ島の防衛を彼らに命じます。そして騎士団はマルタ島にに新たな根拠地を築き、マルタ騎士団とも呼ばれるようになりました。

やがてムスリムとの戦いも終わり、平和な時代がやってきました。戦闘魂を失った騎士団は、1798年にナポレオンの軍勢が上陸すると、戦わずしてマルタ島を明け渡してしまいます。

そして現在、マルタ騎士団はマルタ島ではなく、ローマの宮殿にオフィスを構え、ここを拠点として現在でも世界各地で病院の運営や医療奉仕を続けているそうです。


さて、説明はこのくらいにして、今日は一つ目のマルタ騎士団ゆかりの場所に見学にでかけました。


ヴァレッタは町に高低差がけっこうあります。
階段のひとつひとつはあまり段差の無いつくりで、これは馬で移動できるように考慮されています。
P805001_20100807070621.jpg


こちら聖ヨハネ大聖堂St.John's Co-Cathedral
1572年、騎士団総長ジャン・ド・ラ・カシエールが、聖ヨハネ騎士団(のちのマルタ騎士団)の修道会教会堂として建設を命じ、1573年から1578年にかけて建設されたカソリック教会です。
入場料はオーディオキット付きで10EUR/名。
P805002.jpg


中に入ると、、、く、くどい!!!というか重厚すぎ!
いまだかつて見たことが無い程、コテコテのデコレーションです。
P805003_20100807070602.jpg


隙間も無い程にピカピカに飾り立てる。
P805004_20100807070601.jpg

しかし、私たちはこの教会自体を見に来たのではなく、『巨匠カラヴァッジョ』の絵を見に来たのです!

この絵を見ることがマルタを訪れた大きな目的のひとつでした。

カラヴァッジョ(1571年9月29日 - 1610年7月18日 イタリア・ミラノ生まれ)は超天才画家、でも天才だけに相当きれやすい性格だったそうです。

なんでも喧嘩沙汰は日常茶飯事、ついにローマで殺人を犯し逃走してマルタにやってきます。

そのマルタでの逃亡生活中に、ここ聖ヨハネ大聖堂にある絵画を製作したそうです。

その後、懲りずにマルタでも暴力沙汰を起こして投獄されるのですが、脱獄に成功しシチリアへ逃れます。シチリア島で9ヶ月を過ごした後はナポリへと向かいます。

一方、ローマでは殺人に対する恩赦が認めらたため、カラヴァッジオは船に乗ってナポリから北上するのですが、この旅の途中で病に倒れ、38歳でなくなりました。


とうことで、これがそのカラヴァッジョの絵です。撮影禁止なので、聖ヨハネ大聖堂のHPから画像を拝借。
左:『洗礼者聖ヨハネの斬首』 カラヴァッジョの最大の傑作。ヘロデ王の娘サロメが王の前で踊り、褒美として洗礼者聖ヨハネの首を求めたことから、聖ヨハネが斬首される場面。この絵は361×520cmと非常の大きい絵です。
右:『執筆する聖ヒエロニムス』 聖書をラテン語に翻訳したものの、たくさん誤訳をしてしまったあの聖ヒエロニムスの翻訳作業中の場面です。
63aa9e4a77.jpg   aa3b06cb7e.jpg

他にもたくさん絵が並んでいますが、なにかぐっと目を引き付けるものがあります。


そして、引き続き教会内をウロウロ。凄いコテコテの柱です。なんだかグロテスク。
P805005_20100807070601.jpg


壁のモチーフも当然隙間なし。
これを見て、エルサレムの聖墳墓教会地下に向かう階段の壁で目にしたものを思い出しました。。。
それは壁一面に刻まれた、無数の小さな十字マーク。
エルサレムを奪還した十字軍の騎士達が、聖地を奪還したという狂喜と、外から攻めてくるムスリムとのあまりに壮絶な戦いとの恐怖に、陶酔状態で剣で十字を彫り付けた、という話です。
あの無数の十字は気味悪く狂気を感じました。
P805006_20100807070601.jpg


教会の床一面には大理石のモザイク装飾があります。
ひとつひとつが騎士のお墓です。
骸骨や天使のモチーフが多いのですが、どこかコミカルでおどろおどろしい感じはありません。
P805007.jpg P805008_20100807070435.jpg P805009_20100807070434.jpg


これは騎士団長Grand Masterのお墓。
騎士もヒラではなく偉くなるとこんなお墓に埋葬されます。
P805010_20100807070434.jpg


こんなアンニュイなポーズのお墓もあったり、、、
P805011_20100807070434.jpg


こんな天使に囲まれてしまった騎士もいて、、、
棺のサイズを見ていると、意外に皆さん小柄だったんだなと思います。
P805012.jpg


しばらく見学していたら、怒涛のように団体が入場してきた!
P805013.jpg


大聖堂をたっぷり見学して、再び街歩き。こんなオープンカフェがあちこちにあります。
P805014.jpg


出窓のスタイルはチュニジアのものとよく似ています。
P805016.jpg


八百屋さんを見つけた。
P805017.jpg


トマト美味しそう。
P805018.jpg


なんとエスカルゴが売ってる!!食べたい!でもどうやって下処理するのかな。
P805019.jpg

丘の上に上ってみました。
P805020.jpg

P805021.jpg

P805022.jpg

P805023.jpg


と、巨大なタンカーが入港してくる!
P805024.jpg

でっかーーい、凄い迫力です。
P805025.jpg


そして再び街を歩いていると。。。
P805026.jpg


。。。お腹がすいた。しかしマルタ、ことにヴァレッタは食事が不味いことで評判だそうで。
さして美味しくないものに時間とお金をかけたくないので、軽いもので済ませました。
代わりにマルタのローカルビールの写真をパチリ。
P805029.jpg


夜の港。
P805030.jpg


夜の広場。
P805031.jpg

今日もよく動き回りました。
スポンサーサイト

« 騎士団長の館|Top|マルタ島へ »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dariohaniko.blog3.fc2.com/tb.php/125-0b050d89

Top

HOME

ダリオ&ハニコ

Author:ダリオ&ハニコ
夫婦で旅してます。

この人とブロともになる

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。