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Now we are in Bali, Indonesia. 2009年末から旅に出ました。

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カルタゴ遺跡

チュニジアには、これを見るため来ました。

塩野七生を読んでからずっと来たかった場所です。

ほんの簡単にですが、カルタゴの歴史をどうぞっ。

カルタゴの歴史は、王女エリッサに紀元前814年に建国されたことにより始まります。

エリッサは、元々フェニキア王国(現レバノン)の王女でした。

しかし王位継承権の争いに巻き込まれ、兄ピグマリオンに夫を殺害され、自身も命を狙われます。

そこでエリッサは、財宝を船に積み、家臣を連れてティルス(現レバノンのスール)を脱出しキプロス島に到着します。ここで人員を補充し、更に西へ進みチュニス湾にたどり着き、ここに自身の国を建てることを決意します。

王女は建国に際して、現地人から『牛皮(ビュルサ)1枚で覆える土地なら譲ってあげよう』と意地悪をされます。

でも、賢い王女のほうが上手で、牛皮を細くひも状に切って、ぐるっと広い土地を囲ってしまいました。

なんか一休さんのとんちみたいだな。

この土地が現『ビュルサの丘』となりました。

そして紀元前814年、王女はカルタゴを建国しました。

カルタゴとは、フェニキア語で『カルト・ハダシュト新しい町』という意味です。

早速王女は新しい国の法律を制定します。権力は二人の最高官に配分され、貴族と一般市民には一定の権利が与えられました。

この法律はあのアリストテレスも賞賛したほど非常に優れたもので、7世紀以上にわたるカルタゴの繁栄を支えます。

そしてカルタゴは地中海でも有数の都市国家となり、栄華を誇りました。。

しかし、栄光は永遠に続きません。

カルタゴは当時最強の戦車だった「戦象」を備えローマを震撼させたハンニバル将軍を有しながらも、第1~3次ポエニ戦争を経て、紀元前146年、ローマのスキピオ将軍に敗れ、滅亡します。

カルタゴはローマによって徹底的に破壊された後、ローマの都市として新たに建造されました。


現在カルタゴにある遺跡は、ほぼローマ時代の遺跡で、フェニキア時代のものは見ることができません。

でも、昔々長い航海のすえにカルタゴを建国した王女様のストーリーや、今では飼育不可能とされる凶暴なアフリカ象を操った将軍ハンニバルを思うと、ロマンを感じます♪

では、カルタゴ遺跡を見て回った今日一日の様子をどうぞっ。


朝8:00に宿を出発。最寄のバルセロナ駅からメトロ1号線でチュニス・マリン駅まで。運賃0.35TND/名。
これはバルセロナ駅の写真です。
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そして近郊線TGMに乗り換え、カルタージュ・ハンニバル駅 Carthage Hannibalまで行きます。運賃0.65TDN/名。
TGMの駅は、白と青の眩しいようなコントラスト。
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下車後、ビュルサの丘まで坂道を登ります。エッチラオッチラ
今日も風があって、涼しく爽やか。適度に雲もあり遺跡散歩には最高の日和。
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カルタゴは高級住宅地、白亜の豪邸が並びます。
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どの家も、花と扉と白壁が美しくて、思わず写真を撮ってしまいます。
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海が一望、綺麗だな~。
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ビュルサの丘の上に到着!これは『サン・ルイ教会』。
1890年フランスによって建造された教会で、1270年の第8回十字軍遠征に参加して没したフランス国王ルイ9世に捧げられています。
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サン・ルイ教会の横には、お目当ての『カルタゴ博物館』
入場料は、9TDN/名(共通チケット)。このチケットでカルタゴに複数ある遺跡の全てに入場できます。
博物館の前からの眺めも絶景です。
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ローマ時代の彫像。サモトラケのニケに雰囲気が似ています。
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この博物館には、ビザンチン時代のモザイクや、ローマ時代の石器などが展示されています。
カルタゴ時代の美術品はローマによって破壊されたのでほとんど残っていないようです。
博物館の猫さんと遊ぶ♪
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次の遺跡スポットを目指し、トコトコ歩く。この邸宅もプール付きで素晴らしい豪邸。
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辿り着いたのは『アントニウスの共同浴場』
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ローマの五賢帝アントニヌス・ピウスによって建てられた広大な共同浴場。
地中海を一望する一等地にあるため、すぐ隣には大統領官邸があります。
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当時建物は2階建てで、更衣室・温浴風呂・水風呂・サウナ・プール・噴水・談話室・トイレ等100を超える部屋が左右対称に配置され、壁にはフレスコ画、柱には彫刻、床には色鮮やかなモザイクが敷き詰められていたそうです。

銭湯の煙突っぽい。
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この花模様、レバノンのバールベック遺跡で見たモチーフとそっくり。
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さて、次の遺跡スポットまで10分ほど歩いてむかいます。
辿り着いたは『ローマ人の住居跡』。広大な敷地にローマ時代の住居跡や石畳や石壁が残っています。
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綺麗な花♪
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これは保存状態の良い住居跡、『ヴォリエールの屋敷』
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モザイクも残っています。
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こんな少年のモザイク。
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『ヴォリエールの屋敷』の横から、さらに階段を登ります。
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ホーー絶景!!
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さらに丘を登ると見渡すかぎり地中海。大統領官邸も丸見え(撮影禁止)
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そして、次の遺跡スポットは『ローマ劇場』、現在でもコンサートなどの催し物に使用されています。
素晴らしいことに、ここのトイレは無料でした♪他の遺跡はトイレオジサンが待機していて、トイレ使用料を請求してきます。
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次のスポットを目指し、再び歩く。白亜の豪邸の下に発掘中の遺跡がさりげなくあります。
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どの家も、玄関の飾り方がとても素敵。
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チュニジアの青い空に、真っ白が映えます。
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猫ちゃん、ブーゲンビリアの下でお昼寝。
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南国だな~。こんなところに暮らしてみたいと思うけど、1ヵ月くらいで飽きるかも。
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素敵な家!
チュニジアってどれだけお金持ちが多いんだろう、と思うほど数多くの豪邸が際限なく建ち並びます。
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古代のカルタゴ港跡。人工的に造られた商業港の遺跡だそうです。
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今では、こんなのどかな風景。
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その昔はこんな様子だったそうです(wikitravelより拝借)
港


次の遺跡は『トフェ』。
フェニキア人が信奉していたタニト神の聖域とされている場所で、ローマの植民地時代の以前、カルタゴ都市帝国時代の貴重な遺跡になります。
トフェには小さな墓石が立ち並んでおり、ここからは20000個の骨壷が出土し、紀元前400~紀元前200年のものとみられる胎児の骨などが多く出土しました。
ここトフェで、乳児を生贄に捧げる儀式が行われたという説と、乳幼児の疫病などでの犠牲の際の葬儀場所であったとの説があるそうです
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トフェ・・日本の五百羅漢に雰囲気が似ている・・・・
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これにて本日のカルタゴ散策終了です。

涼しい天気のお陰で、快適に楽しく遺跡散策ができました!

遺跡も素晴らしかったけれども、家々の色合いや飾りつけ、それに花を眺めたりするのがとても楽しかった!

では♪
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Author:ダリオ&ハニコ
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